事業に相応しい法人形態の選択

一般社団法人の設立のお手伝いをさせていただきました。

当初は、株式会社やNPO法人など、設立形態をお考えでしたが、終活など
実りある高齢化社会に対する社会貢献を目的に起業したいとの意向を踏まえ
株式会社では、営利法人の色合いが濃く感じるとの事で却下。

次にNPO法人の設立を検討しましたが、設立においては、立ち上げ時から、
社員10名以上が必要となることや、定款や設立の趣意書等をまずは市民が
閲覧できる期間を設け、のちに県の審査といった行程をふむため、設立までに
4~6か月の期間を要することを考えると、2~3人の知人で、早く推し進めたい
との意向に合致しないため、こちらも選択から外すこととなりました。

そのような経緯から、一般社団法人への設立となりました。

一般社団法人の特徴というと、
①社員2人以上で設立
②資本金は不要※
③定款の記載内容により、非営利型法人の選択が可能
④一定の要件を満たすことで、公益法人の認定される  などなど
※資本金の定めはないため、原資0円で設立は可能です。また定款で基金制度
を設け資本資本金制度のような法人運営も可能です。(基金の額については
登記事項ではありません。)

まだまだ馴染みはないのかも知れませんが、一般社団法人という名称が
どことなく公益性を感じさせるところがあるからか、当事務所においても
毎年、一定数の一般社団法人の設立をお手伝いさせてもらってます。

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